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最新のGPS衛星のスペックといっても、CPUだとかそんな細かいところまでは実際のところ公開されていない?と思われるので、5/27に打ち上げられる予定の、ブロックIIFシリーズのGPS衛星について、製造元のBoeing社のホームページを参照し、概要を見てみる。

とりあえず、以下の項目が新しいGPS衛星の特徴のようだ。原文と説明両方記載してみます(かなり怪しい翻訳ですが)。

1. Two times greater predicted signal accuracy than heritage satellites

「過去に打ち上げたGPS衛星より、2倍以上の予測信号の精度」
 しょっぱなから意味がわからないが、Predicted Signalの精度がよくなるようだ。

2. New L5 signals for more robust civil, commercial aviation

「民間、航空分野で利用できる、新しいL5信号」
GPS衛星は基本的にL1信号とL2信号が送信されており、このL1、L2に比べて10倍のバンド幅で3dB(2倍)の尖頭電波強度を持ち、10倍の長さの拡散コードを使い信号体系も向上させているとのこと。なんかすごいな。もちろん、従来のL1,L2信号も発信しています。

3.  Military signal "M-code" and variable power for better resistance to jamming in hostile environments, meeting the needs of emerging doctrines of navigation warfare

「ナビゲーション戦争の新しい主義を満たす、敵環境下での、ジャミングにも耐えうる、可変出力の軍用"Mコード"信号」
なんか一般人には関係なさそうですね。

4. A 12-year design life providing long-term service and reduced operating costs

「長いサービスと運用コスト削減を実現する、12年の設計寿命」
これは納得ですね。しかしながら、Boeingの特徴ページ見ると、15年と記載されてました、wikiにも15年となってるので、どっちが正しいのだろう・・・。

5. An on-orbit, reprogrammable processor, receiving software uploads for improved system operation

「システムの運用を変更できるように、書き換え可能な、CPUを持ち、アップロードしたソフトウェアを受信できる。」
これは便利ですね。

というわけで、いろいろ進化しているというわけです。当然CPUにしても、時代とともに進化していくわけですから、より、精度の高いGPSになっていくんでしょうね。

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一時、カーナビが使えなくなるという都市伝説的な話を耳にしたが、あながち間違いでもない。というのは、GPS衛星にも寿命というやつがあるからである。これも考慮して、米国では、ほぼ毎年、1基から2基のGPS衛星を打ち上げており、その性能も年々、進化している。

しかしながら、今日現在で、設計寿命内で運用されているGPS衛星は16基つまり、実運用している24基のうち、8基は設計寿命がオーバーしているわけです。

なんでこんなことになったのか?それは、設計寿命に対してGPS衛星を打ち上げる頻度が遅かったという問題があったわけです。これを考慮して新型のGPS衛星(ブロックIIFシリーズ)は、設計寿命が12年となっており、その最初の1基は、2010年5月27日に打ち上げられるようです。

いずれにしても、今の状態では、カーナビがまったく使えないということはないかもしれませんが、設計寿命の終えたGPS衛星の故障により、使えない、時間帯がでるようになるかもしれませんね。

尚、先日打ち上げられたGPS衛星ブロックIIFシリーズはボーイング社が開発したものですが、このスペックについて次回お話しましょう。

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前回、GPSロガーGT- 730F/Lで何かやってみる其の3で作った、VBに、事前に指定したエリアに入った時、アラートを出すロジックを組み込んでみることにした。まだ実験もやっていないのに、いいのかは別として・・・。

さて、ある特定の緯度、経度において、その周囲100m以内に入ったかどうかを知りたいとする。

この時、理屈的には、特定の緯度、経度の定点と現在、自分自身がいる場所の経度、緯度の定点を結ぶ直線の距離が、100m以内であればいいわけである。ここで、定点間距離を斜辺とみなし、おなじみの三平方の定理が使えそうである。ここで、大雑把であるが地球の一周は40,000kmとすると、まず緯度だけみれば、360度あるから、1mあたりの緯度は360 ÷ 40000000 = 0.000009度となります。

従い、経度が同一な2定点のmを求めるならば、|緯度2 - 緯度1| ÷ 0.000009をしてやればいいことになります。

また、経度も同じ概念となります。

ここで、特定ポイントの経度、緯度を(x1,y1)、自分自身の位置を(x2,y2)とすれば、この2点間のmは

数式6

と表すことができ、これが100m以内であればいいわけです。

注意せねばならないのは、緯度は赤道を 0度とし、南北それぞれ 90度に分けられており、かつ経度は本初子午線を 0度とし、東西それぞれ 180度に分けられているため、ちょうどこの分けられているあたりに重なると厄介なのですが、日本は幸い重なっていないのでこの計算でもどうにかいけます。

しかしながら、これは、大雑把な方法ですのでもっと範囲を狭めるならば他の方法をとる必要はあると思われます。
また、車など、早い乗りものであれば、エリアにはいっても、GPSの測位サイクルが長ければ、測位前にエリアから出てしまうことも考えられますのでなんともいえないところではあります。

いずれにしても、本概念をVBに組み込み実験してみることにします。

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